【レンガ風タイル】セラミックタイルの特徴とは？カルセラについて

セラミックタイルの種類

磁器質タイル

磁器質タイルは、変色・変形に強く丈夫で、吸水性が低いため屋外や水回りによく用いられます。また、汚れにくく、メンテナンスも容易です。清掃の頻度を抑えられるため、住宅だけではなく公共施設や商業施設など人々の出入りが多い場所にも利用されます。

せっ器質タイル

せっ器質タイルは、セラミックタイルの一種で、吸水率が5％以下である点が特徴です。素焼きのような少しマットな風合いを持つ商品が多く、床や壁、外壁などにも使用されます。

陶器質タイル

陶器質タイルは、セラミックタイルの中で最も水を吸収しやすい特徴を持っています。叩くと濁った音がする点が特徴で、内装壁などによく使用されます。他の2種類と比較して強度は低い反面、低い温度で焼成できるため、鮮やかな色や個性的なデザインを楽しむことが可能です。

セラミックタイルのメリット

耐久性

セラミックタイルの大きな特徴として、「耐久性」が挙げられます。セラミックタイルは非常に硬く、耐摩耗性に優れています。そのため、頻繁に歩行する場所や、重い家具が置かれる場所に適した素材です。

清掃のしやすさ

セラミックタイルは、水分や汚れが付着しにくい性質があります。そのため、日常的な清掃が容易です。

デザインの多様性

多種多様なカラーや模様、サイズのセラミックタイルが製造されており、デザインの自由度が高いです。それにより、空間のデザインや雰囲気を自由に演出できます。

耐火性

焼き固められたセラミックは耐火性が高いため、火災時に炎の伝播を抑えることが可能です。

耐化学薬品性

家庭用洗剤や化学薬品に対して強い耐性を持っているため、特定の汚れやシミに対しても効果的に対処できます。

環境への配慮

セラミックタイルは自然の素材から作られており、廃棄時にも環境への負荷が少ないとされています。

発泡セラミック製タイル・カルセラの特徴

カルセラは「発泡セラミック」という特殊なセラミックを使用しています。「セラミックバレー」と呼ばれている、焼き物生産技術集積地である美濃地方東部の技術を詰め込んだ製品です。こちらでは、カルセラの特徴を解説していきます。

軽量

発泡セラミック製タイル・カルセラの最大の特徴は、その軽量さです。比重約0.85と非常に軽いため、運搬や取り扱いが容易になるだけでなく、施工時の負荷も軽減します。特に大規模な施工や高所での作業において、その効果は大きいです。

さらに、建物本体への負担も軽減することが可能です。デザインや機能性を追求しつつ、建築物の耐久性を損なうことなく、高いクオリティの仕上がりを実現できます。

耐久性

カルセラはセラミック製であるため、紫外線や酸性雨、海風、汚染大気などの過酷な自然条件にも強いです。紫外線による退色や薬品による腐食にも耐え、長期間美しい状態を保ちます。

細部の仕上がり

低密度ハニカム構造のため、カルセラは現場で簡単に加工できます。そのため、エアコンダクト周りやコンセント周りなどの細かな部分も綺麗に仕上げることが可能です。

断熱性

発泡セラミック製のため、カルセラは断熱効果があります。放熱も早いため、夏の暑い夜でも快適に過ごすことが可能です。

デザイン性

カルセラはデザイン性に優れています。発泡セラミックは寸法や形状にムラがあり、特殊な加飾による色柄の変化が手作り感を演出します。このムラが下地のたわみを吸収し、自然で高級感のある風合いを生み出します。

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